弱酸性オムツ
オムツを使用している高齢者は多い。費用がかさむため、どうしても安いオムツを準備する家族も多い。しかし、オムツひとつとっても、いろいろな種類がある。
最近褥瘡学会で弱酸性オムツのパンフレットを頂いた。
健常者の尿は本来弱酸性である。しかし排泄後、時間経過とともに尿分解菌の作用でアルカリ性に変わる。そのため、長時間、ぬれたオムツをしていると肌トラブルにつながる。
白十字からでているサルバの弱酸性尿とりパッドは、アルカリ尿とオムツの弱酸性とで中和するため、皮膚刺激が少ないとのことである。
実際、何人かの患者さんに紹介し、使用してみた。
確かに皮膚トラブルがなくなった。
また、ご家族が言われるのは、「今までまとめておくと臭かったけれど、このオムツにしてから臭いがなくていいですよ。」とのこと。
“朝まで1枚ぐっすりパッド:夜間スーパー”であれば、7回分の尿を吸収する。
夜間のオムツ交換は、ご家族も大変である。しかし、患者さんのために頑張っている。
いろいろな良い機能をもった製品を有効活用して、ご家族も夜、安心して眠れるようにされたら、いいのではないか。