samansa59’s blog

訪問看護の仕事の中で感じたことなど自由に書いていきます。

訪問看護の営業

介護保険制度が開始される時に、訪問看護ステーションを立ち上げた。

その地域ではまったく認知されていない状況のため、病院の看護部長、各階の看護師長、ケアマネジャー、各開業医すべてに挨拶まわりをした。

ある病院では「自分の病院にも訪問看護ステーションあるから、あなたの所へは依頼はしない」と病院長からはっきり言われた。

ある医院では「訪問看護に何ができるの?」

訪問看護の内容を口で説明した所で、どこまで伝わるかわからない。

依頼された一つ一つのケースを大切にして、連携を心掛けた。退院した病院の病棟看護師さんには、退院してからの様子を必ず伝えるように努めた。

主治医には、必ず面会してフェイスツーフェイスで状態報告した。ケアマネジャーにも訪問看護で何が変わったか、生活に質がどう変化したかその都度報告した。

どんなに遠い病院からの依頼であっても、その病院に出向き状況把握していった。

 

あの訪問看護ステーションに頼むと、しっかり看てくれるよ!患者さんの状態が安定するし、頼めばすぐ対応してくれるよ」

ケアマネジャーからの依頼が徐々に増えてくる。そして、開業医の先生から、「あなたのステーションで看てほしい」と電話が入るようになった。

努力しただけの結果がでる。

訪問看護師も営業しないといけない時代になった。

新しく訪問看護ステーションを立ち上げる看護師さん。あなたのステーションは、どんな看護を売るのですか?