samansa59’s blog

訪問看護の仕事の中で感じたことなど自由に書いていきます。

ケアマネージャーの質

90歳。寝たきり状態の患者さん。神経因性膀胱のため膀胱留置カテーテル管理中。

排便困難もあり、定期的に排便介助していた。

週1回の訪問看護。順調に経過し、暑い夏も脱水おこすことなく過ぎた。

ある日、訪問した看護師が言った。「仙骨部に褥瘡ができています」

どうして? 週末2泊3日でお泊りデイサービスを利用したらしい。

家ではエアーマットを使用しているのに、そこでは硬いマットレスに寝かされていたとのこと。5cm大のびらんからは出血していた。

ケアマネジャーに連絡。「家でエアーマット使用しているのに、お泊りデイサービスで、どうしてエアーマット使わなかったのか?」「施設にないみたい」「エアーマットを準備できない施設をどうして選んだのか?サービス計画書にケアプランとして褥瘡予防をかかげ、エアーマットレンタルと書いてあるのに・・・どうして?新しいサービス入れるときにはサービス担当者会議開くのが必要でしょ?お泊りデイサービス利用することがわかっていたら、看護師からアドバイスできたのに・・・褥瘡つくられ、痛い思いして、無駄な医療費かかって患者さんに迷惑かけて、ケアマネとしてどう思うの?」

ケアマネジャーの身体機能アセスメント不足・・・いや何も考えず、ただ家族が出かけるから、患者さんを預かってくれる所を探すだけ、といった「宿手配係」をしているから、こうなるのだ。

看護師として、患者に迷惑をかけた事実に腹がたった。そしてケアマネの、褥瘡をつくったことが自分のせいではないと思える言動に、さらに腹が立った。

ケアマネジャーの質。質がいいか悪いかにかかわらず、国からこのケアプランに対して

13000円支払われるのである。