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samansa59’s blog

訪問看護の仕事の中で感じたことなど自由に書いていきます。

命の長さ

1973年老人福祉法が改正され、高齢者の医療費負担が無料化となった。10年続いたこの制度で、必要もないのに受診して、もらえるだけの薬をもらっていた高齢者もいた。昔、私が病院勤務をしていた頃は、どんなに高齢であってもとことん治療した。

長い間入院もできた。入院中に看護目標をたて、何回も評価修正できていた時代がある。人の命を助けるために、全力を尽くしていた。

 

医療費の増大、超高齢時代。医療費削減で検査や治療に制限がかかるようになった。

食事が食べれなくなっても、胃管、胃瘻、中心静脈栄養で長生きできる。ベッドに寝たきりでしゃべることもできなくても生かされていることを見直す方向にはなっているが、医師の説明一つで方向性が変わる。胃瘻を造るか自然に看取っていくか・・・

ヨーロッパの福祉大国デンマークやスエーデンには寝たきり老人はいない。口から食べられなくなっても、点滴をしない・肺炎になっても抗生剤の注射もしない、内服のみ。

胃瘻をつくることを虐待と認識している。そのため、寝たきりになる前に亡くなっていくのである。

どちらがいいのか?

あと20年もたてば、自宅で孤独死している人があふれ、葬儀場はフル回転しても焼却できない遺体が並ぶ。介護で働く若い人がいない。外国からの介護労働者、ロボット開発してみても追いつかない。今まで誰も経験していない暗澹たる時代が来る。

そうなる未来が予測できているのであれば、口から食べれなくなった時点で何もせず、

人生を終えていくよう意識を変えていくべきなのだろうか・・・

私は、リビングウイルを書くつもりでいる。