行政
地域包括ケア推進会議に参加している。医師会、歯科医師会、薬剤師会、病院、ケアマネジャー、施設、ヘルパー、訪問看護ステーションというメンバーで行政が司会進行をしている。
多職種連携の研修も2回開催し、参加者は「顔の見える関係ができてうれしい」「普段はあまり話す機会のない医師とじっくり話せてよかった」「自分以外の職種の仕事内容がわかった」など高評価をえている。
その中で気になるのが行政の感想だ。「会場はきちんとおさえました」「予定通りできてよかった」「アンケート結果が良くてよかった」 会議の進行さえ上手くいけばいいという感じを受ける。
「市の方針は何か?」「今後増える高齢者、認知症高齢者、独居の方をどのようにささえようと思っているのか」「この推進委員会は来年度以降も継続するのか?県からの予算がなくなったら取りやめ?」次々と推進委員からの質問がでるが、答えられない。
しまいには、「4月に移動になったばかりで、よくわからない」
実際、地域の方々と接している者にとって、行政の温度差を痛感する。
「よくわからないで、この市は大丈夫なのか?結局、現場に丸投げか?」
研修や講演会に、以前よりは市の職員も出席してくれるようになった。
しかし、参加するに至る気持ちはどうか・・・「上司に参加しろと言われたから」
「他の職種の参加者数と合わせるため?」
アンケートに行政サイドが一人も答えていない事実に驚く。
お役所仕事・・・
いつになったら、皆が同じ土俵で連携がとれるだろうか・・・