samansa59’s blog

訪問看護の仕事の中で感じたことなど自由に書いていきます。

行政

地域包括ケア推進会議に参加している。医師会、歯科医師会、薬剤師会、病院、ケアマネジャー、施設、ヘルパー、訪問看護ステーションというメンバーで行政が司会進行をしている。

多職種連携の研修も2回開催し、参加者は「顔の見える関係ができてうれしい」「普段はあまり話す機会のない医師とじっくり話せてよかった」「自分以外の職種の仕事内容がわかった」など高評価をえている。

その中で気になるのが行政の感想だ。「会場はきちんとおさえました」「予定通りできてよかった」「アンケート結果が良くてよかった」 会議の進行さえ上手くいけばいいという感じを受ける。

「市の方針は何か?」「今後増える高齢者、認知症高齢者、独居の方をどのようにささえようと思っているのか」「この推進委員会は来年度以降も継続するのか?県からの予算がなくなったら取りやめ?」次々と推進委員からの質問がでるが、答えられない。

しまいには、「4月に移動になったばかりで、よくわからない」 

実際、地域の方々と接している者にとって、行政の温度差を痛感する。

「よくわからないで、この市は大丈夫なのか?結局、現場に丸投げか?」

研修や講演会に、以前よりは市の職員も出席してくれるようになった。

しかし、参加するに至る気持ちはどうか・・・「上司に参加しろと言われたから」

「他の職種の参加者数と合わせるため?」

アンケートに行政サイドが一人も答えていない事実に驚く。

お役所仕事・・・

いつになったら、皆が同じ土俵で連携がとれるだろうか・・・