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samansa59’s blog

訪問看護の仕事の中で感じたことなど自由に書いていきます。

HDS-R

神経難病の患者さんの在宅の調整をとってほしいと病院の退院調整の看護師さんから電話があった。家の中が足の踏み場もないとのこと。早速訪問。狭い家屋に中は、物であふれていた。とにかく片付けるしかない。患者は娘さん。介護者がご両親であった。

両親と私と患者さんの息子さんと協力して、ベッドを入れる場所を確保した。

もう20年間、誰の助けもかりず両親だけで介護していた。娘さんが、頑なに他人が家に入るのを拒んでいたからだ。近所とのつながりも希薄であった。快晴の日でも、この家の雨戸は閉めっぱなし。屋内のいたるところに黒カビが生えていた。両親も80代。介護に疲弊していた。

訪問看護が入り、サービスが入ることに慣れた頃、ヘルパーさんを導入。ヘルパーさんの回数を徐々に増やし訪問入浴も開始した。少しづつ両親の介護負担を減らしていった。

両親も少しは自分の時間が持てるようになっていったが、その時間は自分自身の受診の時間に変わっていった。

訪問開始2年が経過するころ、母親の物忘れがひどくなった。早速HDS-R施行。結果は13点。中等度の認知症である。専門医への受診が必要だった。

そういえば最近、父親の顔を見ていない。奥で休んでいるのだろうか・・・

訪問看護は、その家族含めて看ていく仕事。

今後、場合によっては、母親への訪問看護が必要になってくるかもしれない。