道路工事
年末に近づいてくると、いたる所で道路工事が始まる。患者さんの家にたどり着くまでに大回りをしたり、遠くに車を停めて、長い距離を歩いていかなければならない。
「工事しているから、入れないよ!」「すぐそこの家に行きたいんです。まだ、工事始まっていないからいいでしょ?」「時間は?」「1時間で終わります」「だめだめ!30分後には工事器械がくるから、出れなくなるよ」 このやりとりの最中にも、クラクションが鳴って早くしろとせかされる。
全国の訪問看護ステーションで、交通手段はまちまちだ。長崎では坂が多いので徒歩で行くと聞いたことがある。都会では、自転車や地下鉄など利用されるとのこと。また、駐車場がないため、パーキング利用するところもある。
さほど規制のない地域で、訪問看護業務を行っているのであれば 道路工事くらい仕方ないか・・・
あそこの道路は工事しているから、こっちの道から行こうと頭の中で思っていても、
運転後、工事渋滞の現場で待っている自分がいる。習慣はおそろしい。どこの道路を走るか身についてしまっている。
早く行けとばかりに、交通整理の旗を小刻みに振る交通誘導員には、いつも気分を悪くする。丁寧に頭を下げて下さる誘導員もいる。
人との関わりは、動作一つで相手の気持ちがわかるもの。
患者さんに対して、言葉だけではなく、身のこなしにも注意しないといけない。