samansa59’s blog

訪問看護の仕事の中で感じたことなど自由に書いていきます。

看護師の責任

訪問看護の仕事を望み、入職するが短期間で辞めていく。短い人では3日で終わる。

たった3日で何がわかるのか?その看護師にとって、訪問看護の仕事は何だったのか?

辞めていく看護師が言う。「こんなに責任のある仕事と思わなかった」

看護師の専門職として、第一義的な責任は、看護を必要とする人々に対して存在する。と看護師の倫理綱領に記載してある。

訪問看護は、患者さんのために、生活の中で何が健康を阻害する問題点なのかアセスメントし、解決策を患者さん家族とともに見出していくー看護本来の仕事であり、看護の力が一番発揮できると私は感じている。

患者さんに行われるケアは、すべてエビデンスに基づいたものでなければならないし、看護ケアすべて責任がある。確実で患者さんに負担をかけない医療行為、丁寧な看護ケア、心のこもったコミュニケーション・・・すべて看護サービスなのである。

病院勤務と違い、訪問看護は患者さんの家に看護師が訪問して行うサービスなので、ある一定の時間(概ね1時間)その患者さんや家族とじっくり向き合うことができる。そのため、信頼される・感謝される・・・看護師と患者さんの関わりでなく、人と人の関わりになってくる。それゆえ、訪問看護師として経験を重ねることで、人として成長する。

「こんなに責任のある仕事・・・」こう言う看護師が、今まで行ってきた看護とはなんだったのか?

私たちは看護の専門職である。

こういう私は、もう古いのだろうか・・・