介護者の怪我
80代夫婦二人暮らし。夫は心不全、呼吸不全がありほぼ寝たきり状態。
ある朝、妻から電話が入る。「私が転んで怪我したからきてほしい」
訪問看護ステーションへ緊急連絡が入る。
妻は、体重計を移動させようと持ち上げた時にバランスを崩し、玄関の靴入れの角に頭を打撲。多量の出血をしていた。すぐ救急搬送となった。
残された夫は認知症もあり、見守りが必要だ。ケアマネジャーに連絡。いつも利用しているデイサービスに急遽、利用を依頼してもらった。デイサービスのお迎えが到着するまで、主治医への連絡などできることを行った。デイサービスを利用している間に、ケアマネがショートステイ受け入れてくれる場所を探すことになった。
幸い妻は、何針が縫ったものの帰宅できた。高齢であるため、経過を見る必要がある。
老老介護。いざといときに「緊急介護119番」という緊急通報システムに登録していた。
咄嗟の時は、いつも顔を出す看護師の顔が浮かぶのだろう。